雫石通(読み)しずくいしどおり

日本歴史地名大系 「雫石通」の解説

雫石通
しずくいしどおり

盛岡藩の地方行政組織三三通の一つで、西は秋田藩領に接する。現在の雫石町全域および盛岡市の一部(大字繋)にあたる。「邦内郷村志」でみると、管内の村は一〇ヵ村で、雫石村長山ながやま村・西根にしね村・上野うわの村・御明神おみようじん村・橋場はしば村・安庭あにわ村・南畑みなみはた村・鶯宿おうしゆく村、つなぎ(一部は現盛岡市)。代官所の設置年代や代官任命時期は不明だが、天正二〇年(一五九二)の南部領諸城破却書上の雫石城の項に「信直抱代官八日町兵太郎」とあり、「雫石歳代日記」寛永八年(一六三一)条にも代官名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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