雫石町(読み)しずくいしちよう

日本歴史地名大系 「雫石町」の解説

雫石町
しずくいしちよう

面積:六〇八・〇一平方キロ

岩手郡の西部にあり、西は奥羽山脈こまヶ岳(一六三七・四メートル)烏帽子えぼし(一四七八メートル)などを境に秋田県仙北せんぼく田沢湖たざわこ町に接する。北部から西部にかけては一〇〇〇メートル級の山々が連なり、これらの山々の水を集めた葛根田かつこんだ川・りゆう川・みなみ川などが雫石川となり東流する。北は松尾まつお村、東は滝沢たきざわ村・盛岡市・紫波しわ都南となん町・同郡矢巾やはば町・同郡紫波町・稗貫ひえぬき石鳥谷いしどりや町、南は花巻市・和賀郡沢内さわうち村に接する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雫石町」の意味・わかりやすい解説

雫石〔町〕
しずくいし

岩手県中西部,盛岡市の西方にある町。西は秋田県に接する。 1940年町制,55年御所,御明神西山の3村と合体,現町域となる。町名中世からの地名による。岩手山,駒ヶ岳,南昌山などに囲まれた構造盆地で,広い山麓酪農畜産に利用され,小岩井農場がある。雫石川と支流の沖積地では,米作や野菜栽培が行われる。岩手山麓国民休暇村,鶯宿 (おうしゅく) ,滝ノ上,網張,国見などの温泉があり,年間 100万人を受入れることのできる雫石スキー場がある。町域の北西部は十和田八幡平国立公園に属する。 JR田沢湖線,秋田新幹線,国道 46号線が町域を横断し,仙岩トンネルより秋田県に通じる。面積 608.82km2。人口 1万5731(2020)。

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