御明神村(読み)おみようじんむら

日本歴史地名大系 「御明神村」の解説

御明神村
おみようじんむら

[現在地名]雫石町御明神

りゆう川が雫石川に流入する地点南側に広がり、東は雫石村、南は南畑みなみはた村。村名の由来は近江国多賀たが明神(現滋賀県犬上郡多賀町)の神剣をこの地に祀り、近江明神とよぶようになったことによるという。寛文一一年(一六七一)の繋村肝入館市家留書(瀬川文書)によれば、高七三二石余。天和二年(一六八二)の惣御代官所中高村付では蔵入高六四三石余、七ヵ年平均の免は二分九厘四毛。元禄十郡郷帳では上野うわの村に入るとある。宝暦一一年(一七六一)の雫石通高改書上帳(高橋文書)では高九〇五石余、うち蔵分一三二石余で、給人は浅石清左衛門など一三人と永福えいふく寺・報恩ほうおん(現盛岡市)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android