雲を踏む(読み)くもをふむ

精選版 日本国語大辞典 「雲を踏む」の意味・読み・例文・類語

くも【雲】 を 踏(ふ)

  1. 雲を下に見るところ、すなわち高山を歩く。
    1. [初出の実例]「箱根と云ふ山〈略〉遙かに峰に上ぼりはて海を渡り、谷に下だりては雲をふむ」(出典:寂蓮集(1182‐1202頃))
  2. ( 宮中を「雲の上」というところから ) 宮中での生活をする。
    1. [初出の実例]「二度ていとの雲をふみ、九重の月をながむること皆神明の擁護ぞと」(出典:浄瑠璃・平家女護島(1719)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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