雲取村
くもとりむら
[現在地名]庄内町中 雲取・雲取開拓・馬米など
小原村の北に位置し、北は六郎丸村の枝郷弓袋籠村。江戸時代を通じて府内藩領で、奥郷蛇口組に属した(府内藩記録)。正保郷帳では雲鳥村と表記され田高八五石余・畑高二四石余、阿南庄に所属。柴山有り。旧高旧領取調帳では高一二九石余。村内には馬渡井路がとおっている。同井路は宝永七年(一七一〇)開削され、のち延長された分を馬渡掘次井路とよぶ(「府内藩日記」・三重野家文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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