電子ニュートリノ(読み)でんしニュートリノ

素粒子事典の解説

電子ニュートリノ

記号電荷質量スピンパリティ寿命分類
νe00?1/2
無限大?軽粒子
★記号★

弱い力で電子と同時に反応にあずかるニュートリノ。原子核のベータ崩壊の時に発生する(これは正確には反電子ニュートリノである)。原子炉や太陽内部の核融合反応でも大量に発生する。1987年,星の大爆発(超新星1987A)によって発生したニュートリノを,世界で初めて,日本の装置により,検出することに成功した。

出典 素粒子事典素粒子事典について 情報

世界大百科事典内の電子ニュートリノの言及

【素粒子】より

…ハドロンのうちバリオン数0のものが中間子族で,π中間子やη,K,中間子などがある。レプトンは電磁相互作用と弱い相互作用をする素粒子で,電子eとその仲間の電子ニュートリノνe,ミュー粒子μとミューニュートリノνμ,それに重いタウ粒子τとタウニュートリノντのペアがあり,おのおのの反粒子である反レプトンもある。フォトンは電磁相互作用しかない。…

【中性微子】より

…実験的には53年原子炉における陽子との反応において観測されたのが最初とされている。その後中性微子にはβ崩壊の際に電子とともに現れるもの以外にも,π中間子の崩壊に際してμ粒子とともに現れるものの2種類があることが判明し(1962),前者を電子ニュートリノνe,後者をμニュートリノと呼ぶ。現在ではさらにντ(τ粒子に対応するニュートリノ)も発見され,第4の中性微子の存在の可能性も議論されている。…

※「電子ニュートリノ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

多文化主義

マルチ・カルチュラリズムともいう。さまざまな人種,民族,階層がそれぞれの独自性を保ちながら,他者のそれも積極的に容認し共存していこうという考え方,立場。「人種のるつぼ」的な同化主義に対抗する考え方で,...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

電子ニュートリノの関連情報