電子式写植機(読み)でんししきしゃしょくき(その他表記)electronic photocomposer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電子式写植機」の意味・わかりやすい解説

電子式写植機
でんししきしゃしょくき
electronic photocomposer

高速度で組版形式のフィルムをつくる機械。特色は,(1) 機械の入力には,組版すべき原稿符号化された情報が加えられる。 (2) 字母になる文字を電子式に分解して,あらかじめ付属のコンピュータ記憶装置に入れておくか,またはフィルム上に記録してある字母の文字盤をもっていて,使用の都度フライング・スポット方式で分解する。 (3) 機械の動作は,入力符号を読取って,これに相応する文字の字母を CRT表示装置 CRTディスプレイによって表示する。 (4) この CRT上の文字をレンズを通して,フィルム上に組体裁で記録させる。 (5) 印字速度は1秒あたり 100~200字。 RCA製 videocomp,IBM2680,JEM3850などは以上の性能を有する製品である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む