電気ひずみ(読み)でんきひずみ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「電気ひずみ」の意味・わかりやすい解説

電気ひずみ
でんきひずみ

物質電界をかけるとき、その物質に電界の二乗に比例する力学的ひずみが誘起される現象電歪(でんわい)ともいう。電界をE、ひずみをxとすると、x=M×E2であるが、この比例定数Mは電歪定数とよばれる。電気分極をPとして、x=Q×P2と書くこともあり、このQも電歪定数とよばれる。電気ひずみは、原理的には流体にも存在するが、実用価値があるほど大きいのは結晶とくに強誘電体においてである。このときには、電気ひずみに顕著な異方性がある。

[沢田正三]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む