電気水母(読み)でんきくらげ

精選版 日本国語大辞典 「電気水母」の意味・読み・例文・類語

でんき‐くらげ【電気水母】

  1. 〘 名詞 〙 クラゲ類の一種カツオノエボシの俗称。夏、黒潮に乗って太平洋岸に漂い、人を刺す。刺されるとはげしい痛みをおぼえ、刺されたあとはやけどのように皮膚が赤くはれるところからの名。《 季語・秋 》

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改訂新版 世界大百科事典 「電気水母」の意味・わかりやすい解説

電気クラゲ (でんきくらげ)

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百科事典マイペディア 「電気水母」の意味・わかりやすい解説

電気クラゲ【でんきクラゲ】

カツオノエボシの俗称。

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世界大百科事典(旧版)内の電気水母の言及

【カツオノエボシ(鰹の烏帽子)】より

…これが単体のクラゲでなく群体であることは,T.H.ハクスリーらの研究により1850年代に明らかとなった。このクラゲは刺胞毒が強力で,刺されると皮膚が火膨れになり,しびれるように痛むところから〈電気クラゲ〉とも呼ばれる。熱帯水域に分布し,日本へは夏から秋にかけて海水浴客に害を与える。…

【腔腸動物】より

…クダクラゲ(管水母)類も空気を含んだ気胞体の下に指状ポリプ,栄養ポリプ,生殖ポリプなどそれぞれ分業しているポリプが集まって1個体を形づくっている。カギノテクラゲ,カツオノエボシ,カツオノカンムリなどは刺胞毒が強く,とくにカツオノエボシを俗に電気クラゲとも呼び,水泳中に刺されるので恐れられている。 ハチクラゲ綱ではポリプとクラゲの両方の型をもっているが,一般に傘が大きく,寒天質の中膠が充満している。…

※「電気水母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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