電磁波シールド材料(読み)でんじはシールドざいりょう(その他表記)electromagnetic shielding material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電磁波シールド材料」の意味・わかりやすい解説

電磁波シールド材料
でんじはシールドざいりょう
electromagnetic shielding material

電磁波の漏れや侵入を防止し,電磁波を遮蔽するために開発された材料。警察無線,病院の ME機器,銀行のオンラインなどの電子機器は,外部からの電磁波により誤動作するおそれがあるので,今後広く利用されるであろう。電磁波を遮蔽する方法としては,フェライトニッケルなどの導電性粉体・繊維を機器部品材に付着させ被覆する方法が主流であるが,機器全体を電磁波シールド材料でつくった部屋に置く場合もある。軟磁性のソフトフェライトは,電磁波吸収体として遮蔽壁に用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む