電鋳煉瓦(読み)でんちゅうれんが

百科事典マイペディア 「電鋳煉瓦」の意味・わかりやすい解説

電鋳煉瓦【でんちゅうれんが】

電融鋳造煉瓦とも。耐火物原料を電気炉で溶融し耐火性鋳型の中に鋳込んで成形した煉瓦。緻密(ちみつ)な組織安定な結晶相ができるため強度耐食性,耐摩耗性が他の焼成品に比べて高いが,急熱急冷には弱く,高価である。ムライト系,アルミナ‐ジルコニア系,アルミナ系,クロム‐スピネル系等がある。各種工業用炉等に使用。
→関連項目耐火煉瓦

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世界大百科事典(旧版)内の電鋳煉瓦の言及

【耐火煉瓦】より


【製造法】
 耐火煉瓦はその製造法によって,(1)焼成煉瓦,(2)不焼成煉瓦,(3)電融鋳造煉瓦に分けられる。耐火煉瓦の約90%は焼成煉瓦であり,不焼成煉瓦は近年増加してきたが約10%,電融鋳造煉瓦(電鋳煉瓦)はさらに少なく1%未満である。
[焼成煉瓦]
 耐火煉瓦の性質を大きく左右する原料の選択は重要であり,それぞれ目的とする品種によって種々の原料鉱石を組み合わせて使用する。…

※「電鋳煉瓦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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