霊犀(読み)レイサイ

デジタル大辞泉 「霊犀」の意味・読み・例文・類語

れい‐さい【霊×犀】

《心と心が一筋通いあうのを、霊力があるとされる通天犀の角の、根元から先端まで通う白い筋にたとえた唐の李商隠の「無題詩」から》互い意志が通じあうこと。

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精選版 日本国語大辞典 「霊犀」の意味・読み・例文・類語

れい‐さい【霊犀】

  1. 〘 名詞 〙 ( 角のねもとから先端まで白い筋の通っている犀を通天犀と称し、とくに霊力があるとされていたが、心と心が一筋通いあうのを、その白い筋にたとえた唐の李商隠の「無題詩」の「身無綵鳳双飛翼、心有霊犀一点通」による ) 人の意志が相互に通じるたとえにいう。
    1. [初出の実例]「竹骨紙皮掌握中、霊犀一点有霊通」(出典:済北集(1346頃か)四・和扇)

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普及版 字通 「霊犀」の読み・字形・画数・意味

【霊犀】れいさい

心が相通ずる。唐・李商隠〔無題、二首、一〕詩 身に綵鳳(さいほう)の雙飛無きも 心に靈犀一點のずる

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