普及版 字通 「霤」の読み・字形・画数・意味
霤
18画
[字訓] のきした・あまだれ・したたり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は留(りゆう)。留に溜り水の意がある。〔説文〕十一下に「屋水のるるなり」とあり、そのあまだれを承けるところを承霤という。江南では霤のことを筧(かけひ)という。
[訓義]
1. のきした、雨だれのおちるところ。
2. あまだれ。
3. したたり。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕霤 阿米志太々(あめしたたる)〔和名抄〕霤 阿米之太利(あましだり)〔名義抄〕霤 アマシダリ・アラレ 〔字鏡集〕霤 アマシダリ・アマダリ・アラレ
[語系]
霤・留・溜・(流)liuは同声。留はたまりしたたるもの、は流れさるものをいう。
[熟語]
霤水▶・霤槽▶
[下接語]
屋霤・甘霤・残霤・承霤・晨霤・中霤・長霤
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報