日本大百科全書(ニッポニカ) 「霧量計」の意味・わかりやすい解説 霧量計むりょうけい 霧に含まれる水分の量を量る計器。比較的簡単なものは、細い針金の網目でつくった直径10センチメートルくらいの籠(かご)のような円筒である。風で流された霧は網目で捕集されて水滴になるので、これをカウントする。同時に風速も測定する。水分吸収剤による方法、多孔質の利用、霧粒が電気ヒーターに当たった際の冷却による抵抗変化を量るなど、ほかにもいろいろあるが、正確な測定はむずかしい。[篠原武次] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例