精選版 日本国語大辞典 「青木香」の意味・読み・例文・類語
しょう‐もっこうシャウモクカウ【青木香】
- 〘 名詞 〙 植物「うまのすずくさ(馬鈴草)」の異名。漢方薬種の一つとした。〔十巻本和名抄(934頃)〕
- [初出の実例]「冷官女〈小少将〉、手に霜腫いたむ。青木香一包遣了」(出典:言経卿記‐天正一六年(1588)一二月一九日)
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…暖温帯に分布し,本州中部以南から九州,中国大陸中・南部にみられる。根は青木香(せいもつこう)と呼ばれ,解毒に,果実は馬兜鈴(ばとうれい)と呼ばれ,咳止めや去痰に用いられる。 ウマノスズクサ属Aristolochiaは熱帯を中心に約300種が知られ,多くは木本性のつる植物である。…
…英名はcostus root。なお生薬で木香と呼んでいるものには,青木香(せいもつこう)(ウマノスズクサの根),川木香(せんもつこう)(キク科のVladimiria souliei (Franch.) LingやV.denticulata Lingの根),土木香(どもつこう)(キク科のInula helenium L.の根)などがある。 トウヒレン属Saussureaは花が美しいので山草として栽植されることもあるが,重要な観賞植物には育成されていない。…
…生薬名。キク科のSaussurea lappa Clarke(木香)をはじめ,ウマノスズクサ科のウマノスズクサAristolochia debilis Sieb.et Zucc.(青(せい)木香),キク科のVladimiria souliei (Franch.) Ling,V.denticulata Ling(川(せん)木香)やInula belenium L.(土(ど)木香)など,植物学的にはさまざまな種の根が木香の名で利用される。…
※「青木香」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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