馬鈴草(読み)うまのすずくさ

精選版 日本国語大辞典 「馬鈴草」の意味・読み・例文・類語

うまのすず‐くさ【馬鈴草】

  1. 〘 名詞 〙 ウマノスズクサ科の多年生のつる草。本州中部以西の山野に生える。茎はじょうぶなつるで、初めは直立する。根は長く延び新しい苗を作る。葉はヤマイモの葉に似た形で茎とともに臭気がある。夏、基部が球状で先がらっぱ状をした緑紫色の花が横向きに咲く。実は球形裂け目が六つあり、細い六本の柄で垂れ下がるので、この名がある。有毒植物で根と種子解毒解熱、せき、痔瘻(じろう)などに効く。うまのすずかけ。うまのすず。おはぐろばな。こまのすず。じゃこうそう。漢名、馬兜鈴・土青木香。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

動植物名よみかた辞典 普及版 「馬鈴草」の解説

馬鈴草 (ウマノスズクサ・ムマノスズクサ)

学名Aristolochia debilis
植物。ウマノスズクサ科のつる性多年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む