青根が峰(読み)あおねがみね

精選版 日本国語大辞典 「青根が峰」の意味・読み・例文・類語

あおね‐が‐みねあをね‥【青根が峰】

  1. [ 一 ] ( 青根嶺 ) =あおね(青嶺)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「み吉野の青根(あをネ)が峰の蘿蓆(こけむしろ)誰か織りけむ経緯(たてぬき)無しに」(出典万葉集(8C後)七・一一二〇)
  2. [ 二 ] ( 青根が峯 ) 俳論書。五冊。去来許六著。芳麿編。天明五年(一七八五)刊。元祿一〇年(一六九七)から翌一一年にかけての不易流行論など去来と許六の間でかわされた俳論を集めたもの。「俳諧問答」は寛政一二年(一八〇〇)刊の改題本。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 青嶺

世界大百科事典(旧版)内の青根が峰の言及

【俳諧問答】より

…去来は“不易流行”論,許六は“血脈”説を前面に打ち出して論をたたかわせており,蕉風俳論書として第一級の価値をもつ。1785年(天明5),浩々舎芳麿により《俳諧問答青根が峰》として出版され,1800年(寛政12)《俳諧問答》の題で再版された。【桜井 武次郎】。…

※「青根が峰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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