日本歴史地名大系 「青根ヶ峯」の解説
青根ヶ峯
あおねがみね
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…奈良県の吉野川右岸(北側)にあった古代の宮(離宮)。元来の吉野は中央構造線の走る吉野川右岸の野や山を指しており,吉野寺(比曾寺とも,大淀町比曾),吉野山口神社(吉野町山口),吉野宮がこの地域に所在した。《古事記》《日本書紀》によれば,応神・雄略朝に吉野宮に行幸した記事がみえるが,確実には656年(斉明2)に造営されたとみるべきだろう。壬申の乱の勃発前夜に大海人皇子(後の天武天皇)は半年余吉野宮に隠栖していたし,679年(天武8)5月5日に天武天皇は皇后(後の持統天皇)や草壁皇子以下の6皇子と,吉野宮で有名な誓約を行っている。…
※「青根ヶ峯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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