青角髪(読み)あおみずら

精選版 日本国語大辞典 「青角髪」の意味・読み・例文・類語

あお‐みずらあをみづら【青角髪】

  1. 依網(よさみ)」にかかる。かかり方未詳。
    1. [初出の実例]「青角髪(あをみづら)依網の原に人も逢はぬかも石走る淡海県の物語りせむ」(出典万葉集(8C後)七・一二八七)

青角髪の語誌

かかかり方には諸説ある。

  1. (イ) 青い(美しい)角髪はよいので、「よし」と類音の地名「よさ(み)」にかかる。
  2. (ロ) 「青み葛(ずら)」の意で、「あまのよさづら」〔書紀‐神代上〕のこととする。
  3. (ハ) 若草を青角髪にするため「依(よ)せ編(あむ)」意でかけた。
  4. (ニ) 「青海面(みづら)」に「依せ網」の意で、地名碧海(三河国)であるとする説など。

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