家庭医学館 「静脈の血圧」の解説 じょうみゃくのけつあつ【静脈の血圧】 静脈の病気は下肢(かし)に多いのですが、血圧のなかでもとくに問題になるのは、下肢静脈圧(かしじょうみゃくあつ)です。 下肢静脈圧は、立った状態で足背静脈(そくはいじょうみゃく)(足の甲にある静脈)に測定針を刺して測ります。基準値は70~90mmHgです。運動を行なうとかなり低下します。 静脈系に血流のうっ滞(たい)(とどこおり)をおこす病気があると、安静時は基準値と変わりませんが、運動後の低下幅が少なくなります。 ただし、静脈は動脈に比べて壁が薄く、いろいろな影響を受けて平らにつぶれることがあるため、部位によってはかなり血圧に変動があります。 出典 小学館家庭医学館について 情報