非保存力(読み)ヒホゾンリョク

デジタル大辞泉 「非保存力」の意味・読み・例文・類語

ひほぞん‐りょく【非保存力】

物体が力の作用を受けながら、ある点から別の点に移動したとき、仕事経路によって異なる場合の力。仕事に応じて位置エネルギー運動エネルギーの和である全力学的エネルギーは減少する。摩擦力や流体中の抗力などがある。⇔保存力

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の非保存力の言及

【保存力】より

…ばねによる復元力,万有引力などは保存力の例である。 ポテンシャルから導かれない非保存力の典型は,摩擦力,抵抗力である。この種の力のする仕事の分だけ,力学的全エネルギーは減少する。…

※「非保存力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む