非線形光学材料(読み)ひせんけいこうがくざいりょう(その他表記)non-linear optical material

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非線形光学材料」の意味・わかりやすい解説

非線形光学材料
ひせんけいこうがくざいりょう
non-linear optical material

非線形光学材料は,青色レーザーや光ディスクなどオプトエレクトロニクスの主要材料として関心を集めている。物質は光を受けると光電場によって分極を生じるが,この電場が弱いところで比例性が成立する。しかし,光電場が強くなるとこの関係は非線形となる。そして非光学効果として,光整流,光電効果,電気・磁気光学効果ファラデー効果などを生じる。なかでも注目されているのが,SHG (直訳で第2高調波発生器) 素子である。すなわち,この素子にレーザー光を照射すると1/2波長の光を取り出すことができ,赤色レーザー光より青色レーザー光へ変換が可能となる。このことによりディスクの記憶容量増大が可能となる。

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