非自噴井(読み)ひじふんせい(その他表記)nonflowing well

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非自噴井」の意味・わかりやすい解説

非自噴井
ひじふんせい
nonflowing well

地下水面まで井戸を掘っても,地下水の自然湧出が認められない井戸。地下水が圧力を受けていない場合は,井戸中の水位は地下水面と等しくなり,地下水は自然状態では地表に流出しない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の非自噴井の言及

【井戸】より

…ただしエジプトでは,4000年以前に掘抜井戸が掘られていたという。掘抜井戸のうちで地下水が地上に噴出するものを自噴井,しないものを非自噴井という。自噴高は周辺の地形と地質構造に左右され,地下水の涵養域と流出域の標高差が大きく,帯水層の上に不透水層があり,単斜構造を示す地域で大きい。…

※「非自噴井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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