非A非B型肝炎(読み)ひエーひビーがたかんえん(その他表記)non-A, non-B hepatitis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非A非B型肝炎」の意味・わかりやすい解説

非A非B型肝炎
ひエーひビーがたかんえん
non-A, non-B hepatitis

ウイルスが介する肝炎のうち,A型およびB型ウイルスでないウイルスで引き起こされる肝炎をいう。非A非B型肝炎には,経口感染型と血液を介して感染する型がある。前者抗体ができにくく,発展途上国成人に多発しているが,症状および予防法はほぼA型と同じである。後者の代表は輸血後に発病するもので,輸血後肝炎の約 90%を占めている。非A非B型ウイルスには,いくつかの種類があることが予想されているが,1989年,その一つであるC型ウイルスが同定され,検査薬も完成している。日本人の非A非B型肝炎の4分の3がこのC型であり,アルコール性肝癌の発症にも,このC型ウイルスが関与していることがわかっている。

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