デジタル大辞泉 「面を向かう」の意味・読み・例文・類語 面おもてを向むか・う 1 顔を向ける。対面する。「是を射そんずる物ならば、弓きりをり自害して、人に二たび―・ふべからず」〈平家・一一〉2 まともに立ち向かう。正面から敵対する。「十万余騎にて都を立ちし事柄は、なに―・ふべしとも見えざりしに」〈平家・七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「面を向かう」の意味・読み・例文・類語 おもて【面】 を 向(む)かう ① 顔を向ける。人に顔を合わせる。転じて、体面を保って人に対する。[初出の実例]「これを射損ずるものならば〈略〉人に二たび面をむかふべからず」(出典:平家物語(13C前)一一)② 面と向かいあう。正面から敵対する。[初出の実例]「花族も栄耀も面をむかへ肩をならぶる人なし」(出典:平家物語(13C前)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例