面を向かう(読み)オモテヲムカウ

デジタル大辞泉 「面を向かう」の意味・読み・例文・類語

おもてか・う

顔を向ける。対面する。
「是を射そんずる物ならば、弓きりをり自害して、人に二たび―・ふべからず」〈平家一一
まともに立ち向かう。正面から敵対する。
「十万余騎にて都を立ちし事柄は、なに―・ふべしとも見えざりしに」〈平家・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「面を向かう」の意味・読み・例文・類語

おもて【面】 を 向(む)かう

  1. 顔を向ける。人に顔を合わせる。転じて、体面を保って人に対する。
    1. [初出の実例]「これを射損ずるものならば〈略〉人に二たび面をむかふべからず」(出典:平家物語(13C前)一一)
  2. 面と向かいあう。正面から敵対する。
    1. [初出の実例]「花族も栄耀も面をむかへ肩をならぶる人なし」(出典:平家物語(13C前)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む