面心格子(読み)メンシンコウシ

デジタル大辞泉 「面心格子」の意味・読み・例文・類語

めんしん‐こうし〔‐カウシ〕【面心格子】

8個の頂点と6個の側面中心とを格子点とする、単位格子をもつ空間格子。単位格子が立方体の場合は面心立方格子、側面が菱形の場合は面心斜方格子となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「面心格子」の解説

面心格子
メンシンコウシ
face-centered lattice

単位格子の各面の中心にもそれぞれ頂点と等価な格子点を有するような複合格子.記号F.[別用語参照]ブラベ格子

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の面心格子の言及

【結晶】より

…図はブラベ格子のおのおのの単位胞を示し,後ろ下方の格子点を原点として,前,右,上の方向([10])のみは,下方の格子点を原点として,前,右,左の方向)がそれぞれa,b,c軸である。第3列のPは単純格子,Cは底心格子,Iは体心格子,Fは面心格子,Rは菱面体格子を表す記号で,それぞれに付けた[10]などは記号ではなく,図に対比させる番号である。単純格子は単位胞の角にだけ格子点がある。…

※「面心格子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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