面目次第(読み)めんぼくしだい

精選版 日本国語大辞典 「面目次第」の意味・読み・例文・類語

めんぼく‐しだい【面目次第】

  1. 〘 名詞 〙 面目をていねいにいった語。多く「面目次第もない」などの形の打消表現で用いる。
    1. [初出の実例]「於父子中、菟角申事、雖面目次第」(出典高野山文書‐応永三二年(1425)八月一六日・鞆淵範景起請文)
    2. 「先生さりとはめんぼくしだいもござりませぬ」(出典:黄表紙・高漫斉行脚日記(1776)下)

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