面知る(読み)おもしる

精選版 日本国語大辞典 「面知る」の意味・読み・例文・類語

おも‐し・る【面知】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 顔を見知っている。
    1. [初出の実例]「雷(かみ)のごと聞ゆる滝の白波の面知(おもしる)君が見えぬこの頃」(出典万葉集(8C後)一二・三〇一五)
    2. 「敬二も面識る濃いナポレオン三世髭を生やした眼の大きい痩ぎすの牧師の為に」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android