面積強度(読み)メンセキキョウド

化学辞典 第2版 「面積強度」の解説

面積強度
メンセキキョウド
integrated intensity

波数(または波長)に対して吸収曲線がつくる面積で表した吸収強度.積分吸収強度ということもある.吸収スペクトル吸収帯の強度は,普通,極大波長におけるモル吸光係数 εmax で表される.線スペクトルのように吸収幅が狭いときはこれで十分比較できるが,帯スペクトルの場合には,吸収帯の形が物質により異なるため,単に高さ(εmax)だけで強度を比較するわけにはいかなくなる.吸収帯が波数1から2に広がっているとき,におけるモル吸光係数を ε とすれば,面積強度は,

で与えられる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android