…いずれも指股のない靴下状であったが,平安末期ころの草履,草鞋(そうかい)などの前鼻緒のついたはきものが親指と4指を分ける必要性を生じさせた。初めは武士が用いたが,室町時代には貴賤男女とも革足袋をはいた。武家では燻革(ふすべがわ)の足袋は戦場のみに限るとか,10月1日から2月20日までの冬に限るという規定もできて民間にも影響を与えた。…
※「革足袋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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