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染(め)革 ソメカワ

デジタル大辞泉の解説

そめ‐かわ〔‐かは〕【染(め)革】

色や模様を染めつけた革。いろがわ。「染め革の財布」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

染革
そめかわ

皮革に、染料もしくは顔料を用いて色をつけたもの。最近革を使った手工芸が盛んに行われているが、革本来の味を生かしながら、より美しく豪華にとの願いから、なめし革を染めて色や模様をつける傾向がある。手芸として、手軽に革を染める方法があるので、その特徴をあげてみる。〔1〕ろうけつ染め 長い染色の伝統があり、しっとりと革になじむ色彩は、そこはかとなく暖かさを感じさせる特有の美しさのある染め。〔2〕描き染め 普通に絵を描くのと同じで、自分の思いどおりに色と造形が出せる。〔3〕ふき染め 絵柄全体の調子を整えたり、刻印の紋様をはっきりさせたりするのに用いられる方法。〔4〕ぼかし染め 絵柄に立体感を出させるのによい方法で、薄く地色を染め、紋様に沿ってだんだんと色を濃くしながらぼかしていく。〔5〕絞り染め 一色染めも多色染めもできるが、地の色、絞りの地色、それに絞りの上にかける色などにより、複雑で味わいのある染色ができる。
 革の染料には、化学染料(塩基性染料、酸性染料、アルコール染料、アクリル顔料)と植物染料(草木染料)とがある。化学染料は革によく染まる。革の種類によって染料を使い分けると、鮮やかな色、しっとりした色、柔らかい色を出すことができる。植物染料は初め色落ちすることがあり非実用的だが、趣味性に富み、自然の美しい色が楽しめる。ペンケース、定期入れ、財布などの小物から、被服、家具調度品に至るまで幅広くつくられ、使われている。[秋山光男]

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