日本歴史地名大系 「鞍内村」の解説 鞍内村くらうちむら 京都府:竹野郡丹後町鞍内村[現在地名]丹後町鞍内宇(う)川の中流右岸に位置し、東西から山が迫った谷間の村。倉内とも書いた。天文三年(一五三四)八月、中野(なかの)城主小倉備前守藤原誠藤が平(へい)村八幡社に神輿を寄進しているが、その神輿裏書に「鞍内西光寺」とみえる。この西光(さいこう)寺は「丹哥府志」が「上山寺記」に曰くとして、上山(じようさん)寺の「西の坊は倉内村にあり西光院といふ」と記す「西光院」にあたるものであろう。天和二年(一六八二)の丹後国寺社帳には「山伏 鞍内村 上之坊」として出るが、その後廃絶した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by