韓国条項(読み)かんこくじょうこう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

韓国条項
かんこくじょうこう

朝鮮半島の緊張状態により韓国の安全が脅かされることは,日本自身の安全にとっても重大事である旨を,日本政府の意思として日米・日韓首脳会談の共同声明で確認してきたこと。 1969年の沖縄返還時の佐藤・ニクソン共同声明が最初だが,83年の中曽根訪韓の際には「朝鮮半島の平和と安定の維持が日本を含む東アジアの平和と安定にとって緊要である」と述べている。しかし東西冷戦の終結後の 90年5月に来日した盧泰愚大統領は,「朝鮮半島の平和という観点から北方外交を精力的に進めている。これまでの半分の外交から全方位外交に転換した。韓国単独で北方外交をやるより,日米など友邦と協議し,理解と支援を得て進めることが肝要だ」と述べ,韓国条項の範囲内で,最大限北朝鮮との関係改善を進めることを明らかにした。

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