音助緒(読み)ねずお

精選版 日本国語大辞典 「音助緒」の意味・読み・例文・類語

ねず‐お‥を【音助緒・根助緒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鈴を鷹に結びつける緒。
    1. [初出の実例]「根助緒(ネズヲ)、又鈴の緒とも云ひ又音助緒とも云ふ」(出典:鷹故実抄‐一(古事類苑・遊戯一四))
  3. 指貫(さしぬき)のすそ口のくくり方の一種。結び余りの紐先を出して垂らすくくり方。
    1. [初出の実例]「ねずをとて、わなを内へ入れてさきを出し、鼠尾の長さ八九寸許りを一筋出間、出分は二筋也」(出典:連阿不足口伝抄(1366))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android