鼠尾(読み)ねずみのお

精選版 日本国語大辞典 「鼠尾」の意味・読み・例文・類語

ねずみ‐の‐お‥を【鼠尾】

  1. 〘 名詞 〙
  2. イネ科多年草。各地の日当たりのよい路傍や荒地に生える。茎は多数叢生して高さ四〇~七〇センチメートル。葉は線形で縁に細鋸歯(きょし)がある。夏から秋にかけ、茎頂に長さ二〇~三〇センチメートルの鼠の尾に似た細長い穂状の円錐花序をつけ淡緑色の小穂を密生する。《 季語・秋 》 〔日本植物名彙(1884)〕
  3. 海藻うみとらのお(海虎尾)」の異名

そ‐び【鼠尾】

  1. 〘 名詞 〙 筆の異称。〔黒本本節用集(室町)〕
    1. [初出の実例]「其の髻、鼠尾の如き者有り」(出典:柳橋新誌(1874)〈成島柳北〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「鼠尾」の読み・字形・画数・意味

【鼠尾】そび

筆。

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