音谷村(読み)おんだにむら

日本歴史地名大系 「音谷村」の解説

音谷村
おんだにむら

[現在地名]上那賀町音谷

桜谷さくらだに村の東、那賀川上流北岸山間部に位置し、北は西納にしなう(現相生町)、西はうけたに村・日浦ひうら(現同上)、南は那賀川を挟んで花瀬はなぜ(現同上)と接する。文明八年(一四七六)六月一五日の仁宇郷公事銭注文(徴古雑抄)には中分のうちに「おん谷」一貫一六三文とある。寛文四年(一六六四)郷村高辻帳、天保郷帳などに記載がなく、長安ながやす村の高に含まれていたとみられる。文化一〇年(一八一三)の高都帳では高二八石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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