土田(読み)つちだ

精選版 日本国語大辞典 「土田」の意味・読み・例文・類語

つち‐だ【土田】

〘名〙
収穫が出来なくなった田。
菅浦文書‐文明二年(1470)六月日・近江菅浦惣庄前田作得分定書「旱水によんて土田之時者、七斗の内徳あるべからず候」
② 作稲のない田。どでん。
随筆・折たく柴の記(1716頃)中「彼結界の地に代ふるに、土田(つちだ)を以てして、その産業を得せしむるにはしくべからず」

ど‐でん【土田】

〘名〙 田や畑。でんぱた。
※玩鴎先生詠物雑体百首(1794)高野山行送沙門良深帰木師「宸翰新賜興山額、土田永領豊公盟」 〔詩経大雅・崧高〕

つちだ【土田】

(「つちた」とも) 姓氏一つ

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デジタル大辞泉 「土田」の意味・読み・例文・類語

つちだ【土田】

姓氏の一。
[補説]「土田」姓の人物
土田杏村つちだきょうそん
土田麦僊つちだばくせん

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普及版 字通 「土田」の読み・字形・画数・意味

【土田】どでん

田畑

字通「土」の項目を見る

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