音韻調査報告書(読み)おんいんちょうさほうこくしょ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「音韻調査報告書」の意味・わかりやすい解説

音韻調査報告書
おんいんちょうさほうこくしょ

国語調査委員会編 (担当は亀田次郎と榊原叔雄) 。1冊。 1905年刊。音韻調査の第1期事業として,普通教育におけるかなづかい改正と標準的発音制定のために,1903年に 29項目を選び,各府県に調査を依頼したその結果の報告書。各項目について県ごとに報告を列記している。その序言にあるように,各県の報告者の側に音声学素養が欠けていた点があること,報告区域が大小精粗のあることなどの欠点もあるが,初めての全国調査であり,本書によって音韻分布の大略が明らかになった。付録として『音韻分布図』が出ている。

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