響動めく(読み)どよめく

精選版 日本国語大辞典 「響動めく」の意味・読み・例文・類語

どよ‐め・く【響動めく】

  1. 〘 自動詞 カ行五(四) 〙 ( 「めく」は接尾語 )
  2. どよむ(響動)[ 一 ]どやめく。
    1. [初出の実例]「陸には源氏ゑびらをたたいてどよめきけり」(出典:平家物語(13C前)一一)
  3. 揺れ動く。動揺する。
    1. [初出の実例]「灯の勢の及ぶ限りは、穏かならぬ薄暗い光にどよめいて」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石〉兄)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android