精選版 日本国語大辞典 「響動」の意味・読み・例文・類語 どよみ【響動】 〘 名詞 〙 ( 古くは「とよみ」。動詞「どよむ(響動)」の連用形の名詞化 )① 音・声が鳴り響くこと。大声で叫ぶこと。また、その声。あるいは、大騒ぎ。どよめき。[初出の実例]「今ひとしきりのどよみの程、あさましきまでおどろおどろしきに」(出典:栄花物語(1028‐92頃)つぼみ花)② 人心・気持などが動揺すること。また、その動揺。あるいは、騒動。[初出の実例]「馬共はどよみにどよまされて走り騒げば」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五) どよもし【響動】 〘 名詞 〙 ( 動詞「どよもす(響動)」の連用形の名詞化 ) 音や声を響かせること。音や声の響き。どよめき。[初出の実例]「嗄声(からごゑ)たかきどよもしに、千歳(ちとせ)の夢はやぶられて」(出典:二十五絃(1905)〈蒲田泣菫〉金剛山の歌) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例