頂吉村(読み)かぐめよしむら

日本歴史地名大系 「頂吉村」の解説

頂吉村
かぐめよしむら

[現在地名]小倉南区頂吉

道原どうばる村の南、むらさき川の源流域にあたる。頭吉とも記され(豊前志)、「倉府見聞集」に「カグメ石」とある。村の奥の大岩と大岩が重なる福智ふくち山をかごめ石とよび、のち頂吉と改めたという。元和八年人畜改帳に頂吉村とみえ、高一〇七石余、家数二八、人数六〇(うち百姓一四・山ノ口一)、牛四・馬八。別に吉原よしはら村とみえ、高一三石余、家数一八、人数五二(うち惣庄屋一・百姓二・坊主二)、牛三・馬五。郷村高帳では高一二二石余、うち新田高二九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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