須々木村(読み)すすきむら

日本歴史地名大系 「須々木村」の解説

須々木村
すすきむら

[現在地名]相良町須々木

波津はづ村の南に位置し、牧之原まきのはら台地の南東に立地する。須々木川が村内を南流し、駿河湾に注ぐ。西は当村の枝郷鬼女きじよ新田村。現山梨県中道なかみち町の日枝神社が所蔵する大般若経巻二二三などに相良庄須々木村とみえ、明応二年(一四九三)三月当村住人祥需が大般若経を書写している。文禄二年検地高目録では高三〇二石余。元和七年(一六二一)代官遠山平右衛門は地代じだい村の清左衛門ら三人に当村内の小長谷こながや新田などの開発を命じ、諸役を免除している(「開発手形」増田家文書)。寛永一〇年(一六三三)清左衛門が鬼女新田に土着(編年相良町史)、同一二年代官遠山直定は小長谷新田の清左衛門の篤農を賞し、新田の年貢を三ヵ年免除している(「小長谷新田開発手形」増田家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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