頭の蠅を追う(読み)あたまのはえをおう

精選版 日本国語大辞典 「頭の蠅を追う」の意味・読み・例文・類語

あたま【頭】 の=蠅(はえ)を追(お)う[=刷毛(はけ)を直(なお)す]

  1. 人のおせっかいをしないで、自分一身の始末をする。通常、自分の始末が第一であるという場合に用いる。
    1. [初出の実例]「面々の思ひ付次第天窓(アタマ)の蠅(ハイ)を追ふべきなりとて」(出典浮世草子・世間御旗本容気(1754)四)
    2. 「他の事より自分(てんでん)のあたまのはけをお直し」(出典:人情本・春色袖之梅(1837‐41)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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