頭圧(読み)あたまべし

精選版 日本国語大辞典 「頭圧」の意味・読み・例文・類語

あたま‐べし【頭圧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「あたまへし」「あたまぺし」とも。「べし」は動詞「へす(圧)」の連用形名詞化から ) 頭からおさえつけること。高圧的な態度。あたまごなし。
    1. [初出の実例]「おのづから主君に忠節なるぶんになりて、あたまへしになりてつかへけり」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)一)
  3. 人々すべてにゆきわたること。一律頭割りにすること。
    1. [初出の実例]「せわやくもののありて、だんなをめぐり、あたまべしに入目の奉加にまわる」(出典:浮世草子・色縮緬百人後家(1718)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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