顧みられない病気

共同通信ニュース用語解説 「顧みられない病気」の解説

顧みられない病気

途上国の貧困層に影響し、生活を脅かす病気。へき地やスラム街、紛争地域といった場所に集中しており、先進国からあまり関心が向けられず医薬品開発などの対策が遅れている。熱帯地域に多く「顧みられない熱帯病」とも呼ばれる。原因はウイルス、細菌、寄生虫などさまざまで、蚊が媒介するデング熱、感染した犬にかまれて発症する狂犬病などが含まれる。世界保健機関(WHO)によると、治療が必要な人は約16億5千万人いるとの推計がある。

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