風に櫛り雨に沐う(読み)カゼニクシケズリアメニカミアラウ

デジタル大辞泉 「風に櫛り雨に沐う」の意味・読み・例文・類語

かぜくしけずあめかみあら

《「魏志」鮑勛伝から》「櫛風沐雨しっぷうもくう」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「風に櫛り雨に沐う」の意味・読み・例文・類語

かぜ【風】 に 櫛(くしけず・かしらけず)り雨(あめ)に=沐(かみあら)う[=沐(ゆするあみ)す]

  1. ( 「荘子天下」の「沐甚雨、櫛疾風」による ) 風雨にさらされて、ひどく苦労をする。さまざまな苦労を体験することにいう。雨(あめ)に沐(かみあら)い、風に櫛(くしけず)る。櫛風沐雨(しっぷうもくう)
    1. [初出の実例]「櫛風沐雨(かぜニカシラケツリあめニユスルアミシ)て、草を藉(まくらにし)て荊(しば)を班(しきゐする)ことは」(出典日本書紀(720)欽明六年一一月(寛文版訓))

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