…船舶の寄航・停泊のための風波を防ぐ海岸地形や諸施設(防波堤など),あるいはそれを含む港湾全体をいう。とくに古代・中世,海岸に沿って航行する地乗り航法の時代には風待・潮待などのための泊の設置が必須であり,中世ではしばしば〈津泊〉と連称された。奈良時代,行基によって創設されたとされる東部瀬戸内海の五泊(河尻,大輪田,魚住,韓,室)が,船で1日行程の距離をおいて置かれていたのは著名な例である。…
※「風待」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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