風折(読み)かざおり

精選版 日本国語大辞典 「風折」の意味・読み・例文・類語

かざ‐おり‥をり【風折】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かざおれ(風折)
    1. [初出の実例]「み山には山の山風あらげなりしきのかざをりいくそなるらし」(出典:為相本曾丹集(11C初か))
  3. かざおりえぼし(風折烏帽子)」の略。
    1. [初出の実例]「衛府時は風折也」(出典:布衣記(1295頃か))
  4. ( ━する ) 立烏帽子(たてえぼし)を「風折る」ようにかぶること。
    1. [初出の実例]「かざをりしたる立烏帽子に、狩衣は柳色」(出典:寛永版曾我物語(南北朝頃)八)

かざ‐おれ‥をれ【風折】

  1. 〘 名詞 〙 樹木などが風に吹き折られること。また、その樹木。かざおり。
    1. [初出の実例]「みやまにははやまの嵐荒げなり椎のかざをれいくそかかれり」(出典:曾丹集(11C初か))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む