出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
…さらには紙で張り固めて形をつくるようになり,ここに種々の烏帽子の形式が生ずることになった。
[形式と種類]
(1)立烏帽子(たてえぼし) 烏帽子本来の形で扁平筒状であるが,その形によって長烏帽子,細烏帽子などがある。立烏帽子をかぶったとき,前をちょっとへこましたのが一般的な立烏帽子の形として形式化し,室町時代以後にはその部分に種々の名称がつき,その折り方によって着用者の身分を異にするようにもなった。…
…俊仁が陸奥国はつせ郡田村郷で賤女と契って生まれた子が田村丸で,元服していなせ五郎阪上俊宗といい,大和国奈良坂のりやうせんという化生の者を討ち,鈴鹿御前と契り,その手引きで鈴鹿山の鬼神大武丸(おおだけまる)を退治するという物語である。御伽草子《立烏帽子(たてえぼし)》は,阪上田村五郎利成が鈴鹿山の化生の女盗立烏帽子の手引きで,その夫阿黒王(あぐろおう)を退治したとする。《田村》と同工の物語に奥浄瑠璃《三代田村》があり,地名などに地方色が濃く出ている。…
※「立烏帽子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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