風早郷(読み)かざはやごう

日本歴史地名大系 「風早郷」の解説

風早郷
かざはやごう

和名抄」に記載される郷。同書高山寺本・名博本には風本、東急本・元和古活字本には風早と記される。諸本ともに訓を欠くが、伊予国風早郡の例などから加佐波夜(カサハヤ)であろう。ただし近世初頭に「風はヘミなと」「かつもの風はへ」とあるので(天正一五年「筑後国肥前国肥後国郡之帳大方小名」橋村肥前大夫文書)、カゼハエが当時の発音に近いものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む